東京にいるはずの兄・卓也が島根の石見銀山で心中した。しかも、ディスカウント店放火の容疑があるという。

ネオナチが集まるオスロのカフェ。暗殺の狙撃銃を探す男がいた―― 第二次世界大戦、ドイツ軍指揮下・東部戦線。

暗殺用ライフルの謎を追うハリー刑事。彼を悲しみの底に突き落とす殺人事件が起きた。

9世紀アイルランド。裕福な毛皮商の娘ザラベスは、一見不自由ない生活を送っていた。

次期総理大臣の呼び声高い人気代議士の取材をすることになったカメラマン星井裕。順調に進む中、代議士の親友が殺された。

故郷プラハを追われた青年は、剣をもつ自由の女神に迎えられ、ニューヨーク港に到着する。

全ての終わりは―まだ始まったばかりだ。“世界”を、そして“物語”を終わらせるため人類最悪・狐面の男と十三階段が動きだす。

鹿児島・指宿の海岸で、男女の死体が発見された。二人は東京在住で、死因から殺人事件と断定される。

作家を志し同人誌を作る六人の男女が、チャットルーム「星の海」に集まった。

成田空港で爆破テロが発生した。当初、過激派の犯行と思われたが、真相は新たなる攻撃だった。

人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。

行方不明になった女子高校生の捜索に加わった元保安官コークは、吹雪に行く手を阻まれるが、不思議な影に助けられる。

元女郎おひろから、東北訛りの侍の用心棒を頼まれた見届け人・秋月伊織は、他国に逃げる資金をはたいておひろを身請けした侍の背景に、ただならぬ事情を察する。

14歳の秋本元気が家に帰ってきた時、玄関に見ず知らずの死体が転がっていた。

もう一度会いたい人が、あなたにはいますか?小さなガラス瓶、古いお守り袋、折り鶴……、 そんな小さな手がかりから、依頼主の思い出に寄り添うようにして、 捜しものを見つけ出していく“思い出探偵”。

お兄ちゃんが人を刺すなんて…。“英雄”に取りつかれた最愛の兄を追って、少女は物語の世界に降り立った。

“英雄”を捕え兄を連れ戻すべく、数多の物語を旅する少女の過酷な追跡が始まる―。

サンフランシスコに留学中の久枝春香のもとに、父・治臣が広島のホテルの浴室で亡くなったとの知らせが入った。

一つは焼死体、もう一つは撲殺。その死体が語る真実は?最初の事件は、大村市の林の中で発見された女性の焼死体だった。

徳川家に盤石の安泰をもたらすため―、捨て石となれ。“幻法者”、七人対七人。

この一冊で大沢在昌のすべてが堪能できる短編集。

幼い命の死。報われぬ悲しみ。

竹林英太(たけばやしえいた)は中学教師。真面目な性格でなにごとにも一生懸命、自分ではお人好しだと思っている。

「娘をさらった。午後にまた電話する」関東一円の繁華街で、中華料理店を展開する片岡家の一人娘が誘拐された。

北へ向かう、浪人・平馬が見つけた意外な人物は、かつて凶刃に倒れたはずの恩人だった。

その新人外科医は、なぜ将軍となりえたのか―東城大付属病院・救命救急センター部長速水晃一の若き日を描いた最強の医療エンターテインメント。

シリーズ初の元日スペシャルとな

人は死後4分で肉体が腐敗しはじめる。そしてバクテリアや蝿のご馳走となり骨と化す。

名門女学校に通う令嬢ジアナは、美しい青年ランダルと恋に落ちる。

シリーズ初の元日スペシャルとなった大作「汚れある悪戯」、血縁の登場で、右京のプライベートが珍しくうかがえる「天才の系譜」、警視庁内での毒殺事件という前代未聞のテーマを扱った「桜田門内の変」など、パワーアップされますます充実を見せる人気ドラマのノベライズシリ

TBNテレビ報道局社会部の布施京一は、看板番組『ニュース・イレブン』所属の遊軍記者。

騎士の兜のように張り出した額、鉤型の高く大きい鼻、時代遅れのレイバン―灰色のトレンチコートをまとい、男は古巣・新宿の街へ舞い戻って来た、「黒いスーツケース」を携えて。

キャロラインにとってその日は、最愛の弟を失ってはじめて迎えるクリスマスイブだった。

なぜ元新聞記者は、情報分析員である葉山を動物園に呼び出したのか?『プラチナ・ビーズ』『スリー・アゲーツ』で活躍した彼らが帰ってきた!“鉱物シリーズ”の興奮再び!大藪春彦賞受賞作家が放つ、書き下ろし三編を含む本格スパイ小説。

東京下町の貸しスタジオと共に、複数の賃貸物件を伯母の遺産として相続した武原耕太。

美丘、きみは流れ星のように自分を削り輝き続けた…平凡な大学生活を送っていた太一の前に突然現れた問題児。

一ノ瀬恵梨香は謎多き町でメフィスト・コンサルティング特別顧問のダビデと出会う。

“48”番目の都道府県、萩原。そこは史上最大のIT企業が作りあげた最高の福祉都市だった。

気がかりな夢から、頭痛とともに目覚めると、男は記憶を失っていた。そばには炎上するバスと見慣れない少年。

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。

ある日、著名な作家のもとを妻が去った。作家はその後も成功を重ね、新しい恋愛も始めたが、当惑は止まない。

ある不倫カップルの車が人をはねた。しかし、被害者の人間が出てこない。

教育実習のため、とある小学校にやってきた晴香は、幽霊が見えるという寂しげな少年・真人に出会う。

若い恋人たちの恋路を阻む階級差の壁と不幸な誤解、高貴なる豚エンプレスを襲うどす黒い影。

姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。

防衛大臣の藤田は、国会答弁でUFOの実在を説き、袋叩きにあう。だがエイリアンは人類に対する大規模攻撃を計画していた。

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。

.―死ぬのか、俺は―！?　生命を̄

CIAから公安調査庁にもたらされた極秘情報。それは恐るべきものだった。

電車で遭遇した目を見張るように美しい女。電話ボックスで見かけた甘い香りを残した女。

電車で遭遇した目を見張るように

仲良しのまま破局してしまった真琴と哲、メタボな針谷にちょっかいを出す美少女の一紗、誰にも言えない思いを抱きしめる瑛子。

チェス・プロブレム作家でもある若島正セレクトによる本邦初の“海外チェス小説アンソロジー”がついに登場!フリッツ・ライバーの幻想味あふれる表題作ほか、フレドリック・ブラウンの未訳ミステリ、現代SFの巨匠ジーン・ウルフの傑作短篇、ウディ・アレンの爆笑作、ジュリ

元平戸藩主、松浦静山に気に入られ、たびたび下屋敷に呼び出されるようになった雙星彦馬。

このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。

「溶けない雪の欠片を見にいこう」その約束を果たせないまま、死んでしまった幼なじみ・速人。

春日組大幹部の殺害事件が解決した後、警察を辞めた麻生龍太郎。彼は私立探偵として新たな道を歩み始めた。